物件名 | : | 町田自然幼稚園R棟 | |
所在地 | : | 東京都町田市忠生2-7-5 | |
主要用途 | : | 幼稚園 | |
公式サイト | : | http://seiwagakuen.ed.jp/sizen/ | |
発注者 | : | 学校法人正和学園 | |
用途地域 | : | 第二種中高層住居専用地域、第二種高度地区、準防火地域 | |
構造 | : | 鉄骨造 | |
階数 | : | – | |
最高高さ | : | – | |
最高軒高 | : | – | |
前面道路 | : | – | |
敷地面積 | : | 4692.53平方メートル | |
建築面積 | : | – | |
延床面積 | : | – | |
設計期間 | : | 2017年12月26日〜2018年2月25日 | |
工事期間 | : | 2018年2月26日〜2018年3月27日 | |
担当 | : | 中佐昭夫、平岡諒太 | |
構造設計 | : | – | |
設備設計 | : | – | |
施工 | : | 大倉建築 | |
写真 | : | 矢野紀行 | |
2003年から続く町田自然幼稚園の増改築工事、R棟はその第9期目にあたる。今回は建物というより、町田自然幼稚園が面する坂の上に向けて、緩やかにカーブを描く1枚の長い外壁をつくった。 坂の上には以前から、近所の小学生を対象にした「学童保育」と、保育所の分園として造られた「風の丘」という建物が面しているが、両建物がこのたび町田自然幼稚園に組み入れられることになったことを受けて、外壁は両建物の手前に設置した。法規的には面積増を伴わない(建築確認申請を伴わない)1枚の工作物でありながら、舞台の書き割りのような空間的波及効果を持たせようとしている。 外壁には、園内へ通じる門扉や、「学童保育」「風の丘」に対して採光・採風・動線を確保する窓のような開口を設けてある。同時に、ここが自然幼稚園であることを示すサインボードや、来園者に対するインフォメーションボードの機能を持たせている。緩やかなカーブによってセットバックさせることで、外壁の前で待ち合わせができるエントランスポーチとしての実用性も考慮した。 坂の下のQ棟(2017年竣工)と共通の素材を使って、坂に面する自然幼稚園全体としての統一的印象を持たせつつ、坂の上にあらたな風景をつくろうと試みている。 -中佐昭夫- |