物件名 | : | Living-through House | |
所在地 | : | 千葉県八千代市 | |
主要用途 | : | 一戸建ての住宅 | |
発注者 | : | 個人 | |
用途地域 | : | 第一種住居地域、第三種高度地区、防火地域 | |
構造 | : | 木造 | |
階数 | : | 地上2階 | |
最高高さ | : | – | |
最高軒高 | : | – | |
前面道路 | : | – | |
敷地面積 | : | 256.039m2 | |
建築面積 | : | 74.310m2 | |
延床面積 | : | 145.750m2 | |
設計期間 | : | 2004年8月30日〜2005年4月19日 | |
工事期間 | : | 2005年4月20日〜2005年9月19日 | |
担当 | : | 中佐昭夫 | |
構造設計 | : | 草間徳朗/草間構造設計室 | |
設備設計 | : | – | |
施工 | : | オカムラホーム | |
掲載 | : | 『プレジデントファミリー』 2006/6月号 プレジデント社 | |
受賞 | : | 2006年 「あたたかな住空間デザイン」コンペティション優秀賞受賞 | |
写真 | : | 大竹静市郎 | |
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敷地の二辺はLの字で包まれるように隣の公園に接していて、敷地が公園の一部であるかのような開放感がある。公園にそびえたつ大きなケヤキは立派で気持ちがよく、施主が敷地を購入する決め手になった。 視線がリビングを通り抜ける はじめて何もない敷地に立ったとき、ケヤキを見上げる視線の途中にリビングをつくると気分がいいな、と感じた。実現したリビングの天井は、ケヤキのこずえを見上げる視線に沿って斜めに高くなってゆき、一番高いところで地面から7メートルになる。床は地面から2メートルの高さまで持ち上げた。 空気がリビングを通り抜ける 建物全体は4つの床レベルを持つスキップフロアで、リビングを介して空間的に連続している。夏期には諸室の空気がリビングを通り抜け、リビング上部の一番高い天井付近に集まって、換気扇で屋外に排出される。床暖房を使う冬期は、天井ファンとの組み合わせで室内に暖気をかくはんさせる。 家族がリビングを通り抜ける 家族の個室はスキップフロアのいちばん高いレベルに、リビングはその下のレベルにある。外へ行くにも風呂に入るにも、かならずリビングを通り抜けることになる。誰かがリビングに居れば、そこで家族が出会う。この家ならではのコミュニケーション演出を試みた。 家族のための家をつくる、これこそ施主がもっとも望んでいたことなのだった。 -中佐昭夫- |